もしも家の辺り一面が雪で埋もれて両親が泣いていたら
この窓から君へと続くトンネルを掘ろう
君は煙突から顔を出して
町の中心で僕と出会う
周りには他の誰もなく
ふたりの髪は伸び放題
僕らはあらゆる記憶を失う
雪にまみれて生き延びれば
皮膚も厚くなっていく
僕の頭に眠る鉛を君が変えていく
空が薄暗くなる頃 君の歌う黄金の賛美歌が聞こえる
そして僕らは生まれた子供たちに名付けをする
けれど前に知っていた名前を今はひとつも思い出せない
けれど時折 ベッドルームのことを思い出す
両親のベッドルーム
友達のベッドルーム
ふと両親のことが頭をよぎる
何があったんだ!?
僕の頭に眠る鉛を君が変えていく
空が薄暗くなる頃 君の歌う黄金の賛美歌が聞こえる
どうにか口ずさもうとしていた歌だ
色をつけて 心洗い流して
この心まで 積み上げた色たちをばらまいて